in fact とactually は同じ意味?何が違うの?

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「Pelican」を共同制作しアプリ部門で最優秀賞を獲得した。

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『実際には・・実は・・・』という場合に使われる
in fact と actually ですが、
同じ意味として使われる事が多く、
使い方に違いはあるのでしょうか?

 

私は、大学と大学院でイギリス文学を専攻していました。
アメリカへホームステイ経験
もあります。

ですので、単語の意味が分からない経験は日常茶飯事にありました。

 

そんな経験もふまえて、英会話するときに、
ネイティブは、in fact と actually のどちらを使うのか、
in fact と actually の違いについて今回はわかりやすく紹介します!

 

in fact と actually の意味の違いを押さえてみよう‼

in fact と actually のどちらも共通していえるのは、
文と文をつなぐ役割があるという事です。

そして、その後に続く文章では、事実を述べるということです。

 

それでは、まずそれぞれの意味と例文を見てみましょう。

 

In fact の意味と例文

 

in fact の意味は、

  1. 実際には〔むしろ〕
  2. 実のところ、つまり、

の2つです。

では例文を見てみましょう。

①実際には〔むしろ〕

I think he is telling you the truth. In fact, he went home yesterday. 

(私は彼が事実を話していると思います。実際に、昨日彼は早く家に帰りました。)

He looks bored, but in fact, he enjoyed. He just doesn’t show his emotion openly. 

(彼は退屈そうに見えたけど、実際は楽しいでいた。彼は単に感情を表に出さない。)

前文で述べたことについて、
事実を付け加える場合に使います。

 

また、but などの否定する接続詞をつけて、
「いや実際には」という意味で、
「本当は○○だった。」のように使うことができます。

 

②実のところ、要するに、つまり

He always says something or has some opinions before gets start. In fact, he thinks he is the leader of the group. 

(彼は始める前に必ず何か言ったり、意見したりする。
つまり、彼は自分のことをグループのリーダーだと思っている。)

こちらの場合は、「事実上」という意味を含んでいるので、
つまり・要するに、という意味で使います。

 

ここでポイントは、文頭・文中・文末と、
どこにでも使うことができますが、
ライティングの時に文頭で使う場合は、
「In fact, 」とコンマを忘れずにつけましょう。

 

 actually の意味と例文

 

in fact の意味は、

  1. 実際は、実際には
  2. 本当は
  3. やっぱり

の3つです。

では例文を見てみましょう。

①実際は、実際には

He always says he wants to take me to Hawaii. He actually did last year! 

(彼はいつも私をハワイへ連れていきたいと言っていました。彼は実際に昨年連れて行ってくれました!)

こちらは in fact と同じ意味で、置き換えることができます。

 

②本当は

I wasn’t actually going to the party but my friend forced me to go. 

(本当はパーティーに行くつもりはなかったけど、友だちに無理やり行かされた。)

こちらは、reallyと置き換えることができます。

本当に起こったことについて使います。

 

③やっぱり

Actually I’ll get a beer instead of a glass of wine. 

(やっぱりワインよりビールにします。)

 

こちらは、自分がレストランやバーなどで注文するときの
例文ですが、一度決めたことを訂正するときの
「やっぱり~にします」というときに使います。

 

actuallyについては、もう少し意味を詳しく分けることができます。

こちらの動画がとても参考になりますので、参考にしてみてください。

 

in fact とactuallyの違いって何?

 

in fact とactuallyのそれぞれの意味を確認しましが、
in fact を使う文章については、
actuallyで置き換えることがほとんどの場合でできるでしょう。

 

しかし、actuallyについては、
意味の②、③のように、他の意味があるということを覚えておきましょう。

 

そして、in fact は万能で、
カジュアルな友だち同士の会話ではもちろん、
ビジネスやスピーチなど、どのような場面でも使うことができます。

 

一方で、actuallyについては、
ビジネスでの使用にはカジュアルすぎる単語と言えます。

 

ネイティブは、会話の時にはactuallyを本当によく使います。

 

ですから、なんだか親しみのあることばは、
actuallyの方かな、と思います。

 

では、使い分けについては、次に例文を使って解説したいと思います。

 

 

in fact とactuallyを使ってみよう!

 in fact と actually のどちらを使ってもOKのパターン

◆He looks so young. In fact, / Actually he is over 60. 

(彼はとても若く見えますが、実際は60歳を越えています。)

◆ I went to take TOEIC at first time. In fact,/ Actually it was more difficult than I thought. 

(初めてTOEICを受けに行ってきた。実際は、思っていたよりも難しかった。)

 actually を使う方が良いパターン

 

次の会話文を見てみましょう。

友だち同士でショッピングに行った時の例文です。

A: Which one should I get? The yellow one or the blue one? 

(どっちを買ったらいいかな?黄色のかな?青色のかな?)

B: I think both of the colors look good on you, but actually I think the yellow one. 

(どっちの色も似合うと思うけど、どっちか決めるとなると、正直なところ黄色がいいかな。)

友だち同士の会話の場合は、圧倒的にactually を使うことが多いです。

in fact を使っても意味はまちがっていませんが、
ちょっとかしこまったニュアンスに感じたり、
不自然な英語になるということです。

 

もう一つ、分かりやすい例文を紹介します。

A: How was the party last night?  

(昨日のパーティーはどうだった?)

B: Actually I didn’t go.  

(実は、行かなかったんだ。)

そして、actually の使い方で、日本語でも若者を
中心に使われている「っていうか」という感じの
ニュアンスで使えると思います。

 

次の例文を見てみましょう。

A: I heard you guys broke up. Is it true? 

(別れたって聞いたけど。本当?)

B: Yeah,…well, actually I need another round of beer. (to talk about it.) 

(そうだんだぁ。。。っていうか、ビールもう一杯必要だよ。(そのことを話すには))

 

まとめ

in fact と actually は、「実際には、実は・・・」
という意味では、同じ意味で使うことができますが、
使う場面やニュアンス、相手によって使い分けるということを学びましたね。

 

あくまで個人の経験ですが、
実際の会話においては、
ネイティブがactuallyと使う場面の方が多かったと思います。

ただし、in fact=actually と同じように使えますが、
actuallyにはいろいろな使い方があるということを忘れないでくださいね!

 

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この記事が面白い!と思われたならシェアして頂けると嬉しいです。

 

2 件のコメント

  • 「まとめ」の前の2つ目の黄色ボックス

    A: How was the party last night?   英文読み上げ
    (昨日のパーティーはどうだった?)

    B: Actually I did go.   英文読み上げ
    (実は、行かなかったんだ。)・・・Actually, I didn’t go. の間違いではないですか?

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