「元気です」を正しく英語で言える?シチュエーション別13選

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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How are you? と聞かれたらI’m fine, thank youと返すように学校で習いましたよね。

 

しかし、私19歳の時にカナダでI’m fine, thank you! と言ったら
「あ、、、うん、そっか」と微妙な空気になりました。

後で知ったことなんですが、I’m fineって「大丈夫だから…」といった感じの
ちょっと冷たくて素っ気ないニュアンスなんです。どおりでおかしな空気になったわけですよね。

そして現地でネイティブがI’m fine, thank youなんて言っているのを聞いたことがありません。

 

では、実際にはどのように言うのでしょうか。
How are you? に対する「元気です」のフレーズをシチュエーション別にご紹介します。

 

知らない人、あまり親しくない人に対して

日常生活の中でHow are you? と聞かれる場面はいくつもあります。

 

お店で会計をする際にレジの人から、レストランで注文する際にウェイターさんから、
知り合ったばかりのクラスメイトや同僚から、
とにかく会話を始める際にはHi, how are you?とかHi, how are you doing today?
と必ずと言っていいほど聞かれます。

 

そんな「知らない人」「そこまで仲良くない人」に使えるフレーズがこちらです。

I’m good.   

(元気です、いい感じです)

これは非常によく使われる言い方なので、
How are you?と聞かれたらI’m goodとさらっと言えるようにしておくといいでしょう。
どのようなシチュエーションでも使える万能な一言です。

 

ただし、あまりプラスの意味合いは強くないということは覚えておいてください。
「元気です!」と自分の感情を伝えるというよりは
How are you?に対する返事のマナーとしてI’m goodと言っているような感じです。

 

自分のプライベートを話したくない相手にHow are you?と言われた時は
I’m goodと返せば間違いないですよ。

 

次の表現は、I’m goodより元気な感じが伝わってくる表現です。

I’m pretty good.  

(とても元気です、すごくいい感じです)

Pretty goodのPrettyは「可愛い」という意味ではないのでご注意を。
PrettyにはVeryという意味があり、
ネイティブの会話ではちょくちょく登場するのでこれを機に覚えておくといいですね。

 

 

I’m all right.  

(まあまあ元気です)

「まあまあ元気です」「可もなく不可もなく」というニュアンスです。
声のトーンにもよりますが、とても元気!という印象はありません。

また、友達とのメールやSNSなどのカジュアルな書き言葉では
all rightはalrightと表されることが多いですよ。

 

 

Not bad.   

(悪くないです)

これも上と同じく、すごく元気だという印象はありませんが
普段の会話でよく使われるフレーズです。
カジュアルな表現なのでビジネスなどでは使わないように注意してくださいね。

 

また、Not badのアクセントの位置にも気を付けてください。
Notを強く言うとネガティブな意味合いになりますが、badを強く言うとポジティブさが出ます。

下の例を参考にして口に出して練習してみてくださいね。

 

A: How was the movie last night?

(昨日の映画はどうだった?)

 

B: Not bad, but it was not as exciting as I expected.   

(悪くないけど、思っていたほどじゃなかったよ)

 

A: How was the movie last night?  

(昨日の映画はどうだった?)

 

B: Not bad, you should watch it.  

(まあよかったよ。あなたも見てみてね)

 

親しい人に対して

自分のプライベートを話せるような相手の場合は、次のような表現もできます。
相手が興味を持ってくれると「何かあったの?」と聞かれるかもしれません。
会話がスタートするきっかけになりそうですね。

絶好調な時

 

I’m excellent.  

(最高です)

I’m doing great.  

(すごく元気です)

Never been better.   

(これまでにないくらい最高だよ)

Couldn’t be better.  

(ほんと最高だよ)

 

どれもすごく元気があって気分がいいことを伝える表現です。
相手から「何かいいことあったの?」と聞かれるかもしれませんね。

声のトーンを上げて言うと、より気持ちが伝わりやすくなって話が盛り上がりそうです。

 

普通の時

 

Same as usual.  
(普段と変わらないよ)

I’m OK.  
(まあ大丈夫)

Not so bad.   
(そんなに悪くないよ)

 

どれも「良くもないし悪くもない」という表現です。

少しトーンを上げて言わないと
「本当はすごく気分が落ちているけど無理して普通と言っているんだな」
というように捉えられるので、
ちょっとだけ明るく言った方がいいでしょう。

 

いまいちな時

 

Not good.  
(よくないね)

Not so good.  
(そんなによくないね)

I’ve had better days.  
(前はよかったんだけど、今はそうでもないよ)

Could be better.  
(あんまりよくないよ)

I’m ok…I guess.  
(大丈夫だと思うけど…)

I don’t feel good.  
(具合が悪いよ)

I don’t feel so good.  
(ちょっと体調が悪いよ)

 

親しい中だからこそ正直な気持ちをシェアしたいですよね。
ちょっと落ち込んでいる時や体の調子が優れない時などに
使えるフレーズも合わせてご紹介しておきます。

助けが欲しい時にこのように言えると
「何かあった?大丈夫?」と声をかけてもらえるかもしれませんよ。

 

とても仲のいい友人に対して

若い人を中心に使われる非常にカジュアルなフレーズです。
この場合、相手からまずHow are you?とは聞かれません。
代わりに次のような言い方をします。

・What’s up?  

(元気?)

・What’s new?   

(最近どう?)

・What’s going on?  

(調子どう?)

・How’s things?  

(元気にしてる?)

What have you been up to?  

(どうしてた?)

 

これらは若者言葉と言われるものです。
非常にカジュアルな表現なので、初対面の人や目上の人に対して、
またはビジネスシーンなど改まった場では使わないようにしてくださいね。

 

かしこまる必要のないシチュエーションでは、
ある程度仲良くなった同じくらいの年齢の人から
what’s up? のようなカジュアルな声掛けをされることも多いですよ。

 

相手とより一層親しくなるチャンスなので、
この時にすかさずnothing much, what’s up?と返せるように練習しておくといいですね。

 

以前カナダの大学に通っていた時クラスメイトの一人からHey, what’s up?と言われ、
ただのクラスメイトから友達になれたような感じがして嬉しかったのを覚えています。

その日からお互いにHow are you? からI’m goodというお決まりのパターンは一切無くなりましたし、
実際に距離が縮まって色々なことを話せる仲にもなれました。

 

英語圏の友達を作るならこのカジュアルな言い回しはマストですよ。

 

ビジネス上の相手に対して

ビジネスの場でもHow are you?は定番のフレーズです。
一般的にI’m goodやI’m greatと返事をします。
どんなに仕事でクタクタだったとしても笑顔でこう言うのが社交辞令です。

 

日本でも同じですが、相手に余計な気遣いをさせないようにするのが大人のマナーですよね。
そして忘れてはいけないのが、
必ず相手にもHow are you?やHow about you?と聞き返しましょう。

 

A: Hi, how are you? 

B: Hi, I’m good. How are you? 

A: I’m good. 

 

番外編 I’m fineってどんな意味?

How are you? の返事としてI’m fineを学校で習ってきましたが、
冒頭でご紹介したようにネイティブは「元気です」という意味ではこれを使っていません。

ではI’m fineと返事をすると一体どのようなニュアンスになるのでしょうか。

 

実はこれ、トーンを落とした言い方をすると
「大丈夫だから、ちょっと放っておいてくれない」というような
「今は誰とも話したくない」という意味にも捉えられるんです。

「元気です」とは大きくかけ離れた意味ですよね。

 

Fineは体調がすぐれなかったり、ケガをしたり気持ちが落ちている時などに
無理して「大丈夫」という時に使うことが多いフレーズです。

ですので「元気いっぱいだよ」という意味でI’m fineと言うのはNGなんです。

 

まとめ

How are you? に対する「元気です」という表現をご紹介しました。
実に多くの言い方がありましたね。

では、ここで一度おさらいしておきましょう。

 

1.I’m good (元気です、いい感じ)

2.I’m pretty good (とても元気です)

3.I’m all right. (まあまあ元気です)

4.Not bad.  (悪くないよ)

5.I’m excellent. (最高です)

6.I’m doing great. (すごく元気です)

7.Never been better. (これまでにないくらい最高だよ)

8.Couldn’t be better. (ほんと最高だよ)

9.Same as usual. (普段と変わらないよ)

10.I’m OK. (まあ大丈夫)

11.Not so bad. (そんなに悪くないよ)

12.Alright (元気だよ)

13.Awesome (最高だよ)

 

英会話では必ずといっていいほどHow are you? と聞かれますよね。
その返事として「元気です」と言うのはひとつのマナーです。
今回は様々なシチュエーション別にバラエティ豊かな表現方法をご紹介しました。

 

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