英語でpersonとpeople違いは?人数の文法ルールを分かりやすく解説!

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「Pelican」を共同制作しアプリ部門で最優秀賞を獲得した。

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英語で人は、

  • 単数形で”person”
  • 複数形は”people”

と初級英語で学習します。

 

会話中は、気にならないのですが、
英語でライティングをしている時に、
人数が出てきたら、数字で書きますか?

 

それとも、one, two と単語で書きますか?
あれ?どっちだっけ?となりませんか?

 

今回は、英語で人数について書くときの文法ルールや、
PersonとPeopleの違い、英語の言い回しなどについて紹介します。

 

PersonとPeopleの使い方とは?

PersonとPeopleの例文

 

それでは、簡単な例文をみながら
personとpeopleの使い方について説明します。

例文

  1. There is one person in this room. 

    (この部屋には1人います。)

  2. There are five people in this room. 

     (この部屋には5人います。)

  3. There are 10 people in this room.  

    (この部屋には10人います。)

部屋に何人いるのかの違いを表した例文ですが、
1人の場合は、one personを使いました。

 

a person でも意味は同じですが、
one personと人数を具体的に伝える方が自然な表現です。

 

②と③は複数形peopleで人数を表していますが、
ここでポイントは、

 

five people
10 people
このように数字と単語で表記している違いです。

 

実はこれには文法ルールがあります。

 

アメリカ英語の場合

1から9までの数字は
one, two, three…と単語でつづり、
10からは、数字となります。

 

イギリス英語の場合

1から10までが単語でつづり、
11からが数字で表記されます。

 

これは、新聞やWebサイトなどでも
きちんとルールとして守られている表現になります。

 

ライティングにはとても大切ですので、
必ず覚えておきましょう。

 

PersonとPeopleの複数の使い方

次の例文を見てください。

例文

④We handed out a notebook for every person. 


 (私たちは各人にノートを配布しました。)

 

⑤We handed out notebooks to people who were in the class.  

(私たちはクラスに出席していた人にノートを配りました。)

④は、every=それぞれの~ という意味になりますので、
every people と書きたいところですが、
正解は、every person となります。

 

理由は、ノートをそれぞれの人に配ったので、
配った人数は複数ですが、
every の後ろは単数形を使うという
文法的なルールがあるので、personを使います。

 

⑤は、出席していた全員に配ったという意味になりますので、
複数形でpeople を使います。

 

複数形はPerson”s”なの?

 

では、基本をおさえた所で、
次は少しステップアップして「Persons」を紹介します。

え?単数形に sがつく?・・・ということは?

 

そうなんです。
単数形にsがつく persons は、
people と意味が同じになりますが
使い方が違います。

 

personの複数形personsは
日常の会話や一般的な文章では使わずに
おもにpeopleを使います。

 

実はpersonsは古い言い方で「人々」となりますが、
現在でも法律に関する内容、フォーマルな文章、研究所や学術書など、
広くたくさんのところで使われています。

例文

There were two persons who were suspect in this murder case. 

(この殺人事件には2人の容疑者がいた。)

海外ドラマで人気の法廷サスペンスや刑事ドラマでは、
セリフでpersonsを使うことがありますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

 

いろいろな場面での人数を表すことば

看板で使われる人数について

テーマパークなどの料金表や電車、
またはエレベーターなどの人数制限ついての
注意書きでよく見る文章を紹介します。

 

1人につき5ドル

◆ $5.00 / person  

 

料金表の『/』は、per と見ます。
$5 dollars per person と読みます。

 

1人につき7ドル、カップルは12ドル

◆$7.00/ person , $12.00 for a couple   

 

カップルは2人の意味ですね。

for a couple はカップル一組につき、
という意味になります。

 

定員12人

◆Maximum 12 persons  

 

エレベーターなどの人数定員がある時には、
公の文章なので、personsが使われている場合があります。

 

~人中~位ってどう言うの?

 

順位やグループの何人中などの言い方は
どうなるでしょうか?

例文

◆ I was a second place out of 100 people in the marathon! 

(マラソン大会で、100人中2番だった!)

何番目+ out of +何人中 という順番です。

 

日本語と順番が逆になりますので、
意外に難しいと思います。

 

なので、いつも頭の中で、
ゆっくり考えながら言うことが多いです。

例文

7 out of 30 students got flu, so the school shut down my class. 

(30人の生徒のうち7人がインフルエンザにかかったので、
私のクラスは学級閉鎖になりました。)

だいたいの人数はどう表現するの?多数?少数?

だいたいの人数を表す

 

では次に、おおよその人数やだいたいの人数を
表す場合はどうでしょうか?

 

次の例文を見て比べてみましょう。

例文

A: There are around 50 people working in my department. 

(私の部署には、50人ほどの社員がいます。)

 

B: There are about 50 people in my department. 

(私の部署には、約50人の社員がいます。)

人数について確信が持てない時には、
Aで使った “around”を使うと良いでしょう。

 

だいたいの人数がわかっている場合は、
Bで使った “about”を使うと良いです。

 

 

日本語では、
どちらも「約」や「だいたい」と訳されますが、
実はニュアンスが全然ちがうのです。

この細かいニュアンスを
使い分けることができると上級ですね。

 

多数や少数って英語でなんていうの?

 

では人数が多い、少ないと言いたい時には
どうしたらよいでしょうか。

 

また、大多数の人々などについて、まとめました。

 

 

大人数

小人数

a large number of people

a small number of people

many people

many people

 

 

それぞれについて、例文を見てみましょう。

例文

① A large number of people were against his opinion.
It was only a small number of people supported him. 

(多くの人々は彼の意見に反対しました。わずかな人々だけが彼を支持しました。)

 

Many people experienced the earthquake,
but there were fewer people who prepared for the great earthquake. 

(多くの人が地震を経験しましたが、しかし、大地震に備えた人は少なかった。)

 

many people に似たもので
次の英語表現もあります。

 

かなりの人がいた

quite a few people = かなりの人

例文

There were quite a few people at the party. 

(パーティーにはかなりの人がいました。)

 

まとめ

今回は、英語の人数について紹介しました。

 

英語でしかも数字に関係することって、
なんだか苦手だなぁと思う方は多いのではないでしょうか。

私もその一人です。

 

 

人数について、基本的な単数形person と
複数形peopleの使い方や、
文章にした時のルールについて紹介しました。

 

また、結構よく見るpersonsという単語についても、
どのような場面で使われるのか学びました。

 

そして、具体的な人数がわからない時や、
大多数や小人数の意味の表現も紹介しました。

いろいろなパターンを学びましたね。

 

ぜひ人数については自信をもって使ってみてくださいね。

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