【超簡単!】each と every の違いとは?分かりやすく意味を徹底解説!

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,500人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「トークトレーナー」を制作し地上波テレビで取材を受ける。

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学校では、
「each」は「それぞれ」、
「every」は「すべて」という風に習いますよね。

もしかすると「each」と「every」は同じだ、
と理解してる人もいるかもしれませんね。

 

しかし文章によって、
「each」と「every」のどちらかが
文法的に使えないというケースも多く存在します!

「each」と「every」のどちらを使っても
ほとんど同じ意味になる場合もあるのにかかわらず、
使えないケースがあるのです。

 

例えば「I play tennis every Friday」という文章は正解です。

一方で「I play tennis each Friday」は間違いなのです。

 

もちろん文脈や使い方によっては、
二つが全然違ったニュアンスを持っている、
ということも少なくありません。

この微妙な差異をしっかり理解し、
英会話などで自然に使えるように、
「each」と「every」の違いを詳しく解説していきます。

 

この二つの違いをより深く学んで、
どんなシチュエーションでも迷わず
ネイティブ相手に気軽に使えるようになりましょう!

「each」と「every」の意味

まずは、「each」と「every」、
それぞれの意味から確認していきましょう。

 

「each」の意味

「each」とは、
「二人(二つ)以上の人・物で成り立つ集団や塊の中に存在するすべての人・物を、それぞれ一つひとつの個体として表す単語」
です。

んーちょっと複雑ですね。

 

簡単に分かるように
例えば、あなたが50人のクラスにいるとしましょう。

このとき、「each student」とは、
クラスにいる50人全員が対象なのですが、
全体ではなく一人ひとりのことを指しています。

 

だから「each student」が指すものは、
あなたのことでもあり、
他の49人一人ひとりの
ことでもあるというわけです。

 

ここで大事なのは、
「each」
集団に所属するすべての人・物のことを指しているけれど、
強調しているのは「個々」の部分であるということ。

 

もし仮に、あなたが
「I believe in each person in this class」 

と言ったとしましょう。

この「each person」は全員のことを指していますが、
意味合い的には
「このクラスにいる一人ひとりのことを信じているよ」
という感じになります。

ここが「every」との大きな違いでもあります。
しっかり覚えておきましょう!

 

「every」の意味

「every」は、
「集団や塊に所属するすべての人・物を、個別に指す単語」
と定義できます。

 

あれ?と思いましたか?
そうなんです。

「each」と「every」は
厳密に定義しようとすると、
だいぶ似ているんです。

 

そのため、この二つのどちらを使っても
大丈夫なケースもたくさん存在します。

 

ではここでもう1度、
50人のクラスで考えてみましょう。

「every student」とは、
クラスにいる50人の中の、
一人ひとり全員を指しています。

 

だから「every student」が指すものは、
あなたを含めたクラスにいる50人全員です。

 

ここで注目したいのが、
「every」
集団に所属する個々のことを指しているけれど、
強調しているのは「集団」や「全員」という部分。

 

もし仮に、あなたが
「I believe in everyone in this class」 

と言ったとしましょう。

 

ここでの「everyone」は
個人個人を指していますが、意味は
「このクラスにいるみんなのことを信じているよ」

という感じになります。

「each」と「every」の違い

「each」と「every」の定義がわかったところで、
ここからはいよいよ、
この二つの違いについて見ていきましょう。

「each」と「every」の違いは主に三点あります。

 

違いその①:行動が類似しているか異なるか

まず一つ目の違いとして、
行動が類似しているか異なる
という点があります。

 

どういうことか、以下の例文を見てみましょう。

(例文1)Each student is reading a book. 

(例文2)Every student is reading a book. 

 

(例文1)では「each」が使われていますが、
このとき強調されるのは、
「個々の生徒がそれぞれ(異なる)本を読んでいる」
という点です。

つまり、この文では、各々が
それぞれ思うがままに読書をしている、
という様子を表しているのです。

 

逆に、(例文2)では、
「すべての生徒が一様に読書をしている」
という、統一された行動を表しています。

 

このように、「each」は差異を、
「every」は類似点を強調する
ようになっているのです。

 

もう一つ例文を見てみましょう。

(例文1)We travel to a different place each winter. 

(例文2)We travel to Hokkaido every winter. 

 

この(例文1)では、毎年冬には違う場所
旅行をすることになっていますが、

(例文2)では、北海道という同じ場所
旅行をすることになっています。

 

ここで「each」は例文1にしか使えず、
「every」は例文2にしか使えません。
逆にすることはできないのです。

 

毎年別々のところに行くなら、
それぞれの年でやることが違うから、「each」を使います。

 

毎年同じところに行くなら、
すべての年でやることが同じだから、「every」を使います。

 

だから、同じ理由で
「I play tennis every Friday」は正解だけれど、
「I play tennis each Friday」は間違い。

 

このように、「each」は毎回違う場合、
「every」は毎回同じ場合に使う
という違いがあるのです。

 

違いその②:二つ以上か三つ以上か

二つ目の違いですが、
「each」と「every」には
使える文脈に違いがあります。

 

「each」は二人(個)以上の人・物に
使えるのに対し、
「every」は三人(個)以上の人・物にしか
使うことができません。

 

例えば、以下の文を比べてみましょう。
どっちが正解で、どっちが不正解か分かりますか?

(例文1)I have two sisters. Each of them has a different talent.  

(例文2)I have two sisters. Every one of them has a different talent.  

 

ここでは、「sisters」の人数が二人なので、
「every」を使うことはできません。

そのため、(例文1)は正解で、
(例文2)は間違いです。

 

もちろん、もしこれが三人の姉妹なら、
「every」を使っても問題ありません。

 

もう一度、別の例文で違いを見比べてみましょう。
次の問題例文は、簡単です!

(例文1)I have scars on each arm.  

(例文2)I have scars on every arm. 

 

端的に表すと「両腕に傷がある」という文ですが、
これも(例文1)は正解で、
(例文2)は間違い。

なぜなら、人の腕は二本しかなく、
二本のものに「every」は使えないからです。

 

ちなみに、このように二人や二本の人・物について話す際は、
「each」の代わりに「both」を使うこともできます。

 

例えば、先ほどの例文は次のようにも表せます。

「I have two sisters. Both of them have different talents」 

 

「I have scars on both arms」 

このとき、名詞や動詞を複数形にすることを
忘れないようにしましょう。

 

違いその③:「〜 of (the) 〜」が使えるか

三つ目の違いですが、「each」の場合、
「each of 〜」という表現を使うことが
できますが、「every」ではできません。

 

「each of 〜」とはどういう文なのかと
いうと、以下のような文です。

(例文1)Each of these books has an unique story. 

(例文2)Each of the teachers teaches a different subject. 

(例文3)You should talk to each of us individually. 

 

このように、「each」を使う文では
「each of 〜」と言うことが可能なのですが、
「every of 〜」という文はありません。

 

ただし、「every one of 〜」と言うことは可能で、
例えば
Every one of the teachers teaches a different subject」

は文法的に正解です。

 

「each」と「every」の違いまとめ

今回は、「each」と「every」の違いに
ついて紹介しました。

 

ポイントをまとめると

  • 「each」と「every」はそもそもかなり類似した表現である。
  • 「each」は「個々」を、「every」は「集団」や「全員」という部分を強調するという違いがある。
  • 「each」は差異、「every」は類似点について話す際に使われる。
  • 「each」は二人(個)以上の人・物に使えるが、「every」は三人(個)以上の人・物にしか使うことができない。
  • 「each of 〜」は正解。「every of 〜」は間違い。

 

「each」と「every」を比較して分かるのは、
この二つの違いはニュアンス的な部分が多く、
はっきりと区別をすることができないということです。

 

今回は「each」と「every」の違いを
中心に解説しましたが、
この二つは異なる以上に類似しています。

 

そのため、本当にしっかり使い分けようと思うと、
今回紹介した記事をしっかりと理解してくださいね!

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