■目次
couldってcanの過去形だから
「~できた」という意味で
覚えている人も多いかもしれません
。
しかしcouldには「~できた」以外にも
沢山の意味があるのをご存知ですか?
この記事ではcouldの意味を徹底解説します。
覚えやすい意味からでいいので、
ひとつひとつしっかりと覚えていきましょう!
couldについて
couldは文法用語でいう「助動詞」。
助動詞は動詞を助けるという言葉のとおり、
動詞に意味を加える役割をします。
例えば「飛ぶ」→「飛べます」
(「飛ぶ」に可能の意味合いを加えた)や
「買う」→「買えるかもしれない」
(「買う」に推測の意味合いを加えた)
といった感じです!
この記事では
以下のcouldの意味を紹介していきます。
・canの過去形「~できた」
・仮定「もし~なら○○できるのに」
・後悔「~できたのに(しなかった)」
・願望「I could use~」:~があれば嬉しいです
「I wish I could~」:~できたらなぁ
・可能性・推量「~していただけませんか?」
・couldの否定形「たぶん~だろう」「~かもしれない」
頭を整理しながら、しっかり覚えていきましょう!
「~できた」のcould
can「~できる」の過去形としての
couldには「~できた」という意味があります。
例文をみていきましょう!
I could play the guitar when I was young.
(わたしは若いころ、ギターを弾くことができました)
couldは「能力」を表す助動詞。
1度だけの偶然の出来事については
使うことができないので注意しましょうね!
I could get an autograph by Takuya Kimura.
(わたしは木村拓哉さんからサインをもらうことができた)
という使い方はできません。
能力的なことでもないですし、
1度だけの出来事ですからね。
I was able to get an autograph by Takuya Kimura.
(わたしは木村拓哉さんからサインをもらうことができた)
が正しい使い方になります。
私も一度「~できた」=couldを
使えばいいと思っており、
I could enjoy the party.
(パーティーを楽しむことができた)
と表現してしまったことがありましたが、
これは「能力」に関係ないので間違った表現になります!
正しくは
I was able to enjoy the party.
になります!
注意しましょう!
仮定のcould
「もし~なら○○できるのに」という使い方があります。
学校などで習う「仮定法」です!
例文をみてみましょう。
If I had more money, I could buy a house.
(もしわたしにもっとお金があったら、
家が買えるのに[お金がないので家が買えない])
現実の事実とは反することを表現します。
この例文でいう現実の事実とは
「現実では家を買えるほどのお金はないし、家も買えない」
このように現実の事実とは異なる状況を
仮定して表現する際にcouldは使われます。
しっかり覚えておきましょう!
後悔のcould
could have + 過去分詞で
「~できたのに(しなかった)」という
過去の出来事に対する後悔を表す使い方があります。
I could have met you, if I had had more time.
(もしもっと時間があったら、あなたに会えていただろうに)
というように、過去の出来事について
過去の後悔を表現することができます。
学校で習う「仮定法過去完了」ですね!
「仮定法過去完了」というと難しいそうですが、
「過去の出来事に対する後悔」を表すとまずは覚えておきましょう!
願望のcould
願望のcouldは
「I could use~」:~があれば嬉しいです
「I wish I could~」:~できたらなぁ
の2つの用法でよく使われます。
さっそく、それぞれの例文を
見てみましょう!
I could use your pencil.
(よければあなたの鉛筆を貸してもらえると嬉しいです)
直訳すると、
「私はあなたの鉛筆があれば嬉しいです」
=「鉛筆貸してもらえると嬉しい」
といった感じです。
I wish I could dating her.
(彼女とデートできたらいいのに[できない])
「I wish I could~」は
実際にはできないことを表現します。
定形文として覚えておきましょうね!
私もよく何かほしい時に
I could use~を使います。
I could use your advice about my opinion.
(私の意見についてアドバイスが欲しいのですが・・・)
I could use a cup of coffee.
(コーヒーを一杯ほしいのですが・・・)
というように使っています。
とても便利な表現なのでどんどん使っていきましょう!
依頼のcould
「~していただけませんか?」という意味のcouldです。
よくCould you~?で使います。
例文を見てみましょう。
Could you tell me how to pray the guitar?
(ギターの弾き方を教えていただけませんか?)
少し細かいことをいうと、could you~?は
「能力的・物理的に依頼可能かどうか」を
ポイントにしています。
今回の例文でいうと、
(ギターの弾き方を【あなたのスケジュール的にも能力的にも】
教えることはできますか?)というニュアンスですね!
一度
Could you open the door?
(ドアを開けてくれませんか?)
というCould you~?の使い方を
してしまったことがあります。
これだと「あなたはドアを開けることができ、
そうしてもらえませんか?」というニュアンスになってしまい
「I could. But I won’t.」(できるけど、やりません)
と言われてしまったことがあります。
正しくは
Would you open the door?
になります。
Could youとWould youの使い方の違いは
よくある質問の章にまとめています!
可能性・推量のcould
「たぶん~だろう」「~かもしれない」
という使い方です。
I could pass the test.
(たぶんテストに合格しただろう)
ただ同じ「~だろう」という意味で
mayやmightを習った人もいるかもしれませんね。
どっちが正しいの?と思われるかもしれませんが、
実は確信度のニュアンスが違います。
上から確信度が低いものとなっています。
migth
<例文> She said it migth rain.(彼女は雨が降るかもしれないと言った)
could
<例文> Its shop could be opened.(そのお店は開いているだろう)
may
<例文> It may be that he like her.(彼は彼女のことを好きかもしれない)
can
<例文> I can probably do ayatori.(私はあやとりができるだろう)
should
<例文> She should get there by three.(彼女は3時までにはそこに着くはずです)
would
<例文> I would not notice her.(私は彼女に気づかないかもしれない)
will
<例文> It will be cloudy tomorrow.(明日は曇りだろう)
must
<例文> His soccer team must win.(彼のサッカーチームは勝つにちがいない)
【確信度高い】
といった順になります!
couldは助動詞のなかでも
確信度が一番低いんですね。
同じ「~だろう」でも
ニュアンスの違いをしっかり頭に入れましょう!
couldの否定形couldn’t
couldn’tは「あり得ない」という意味でも使われます。
まずは例文から!
It couldn’t be happier.
(最高に幸せ)
couldn’tというと否定形なので、
マイナスな意味になりそうですが、
これ以上幸せ(happier)になることは
あり得ない=最高に幸せ
という意味になるんですね!
勿論悪い意味でも使えます。
It couldn’t be worse.
(最悪だ)
これ以上悪いこと(worse)があり得ない
=最悪だ
という意味ですね。
なかなか難しいかもしれませんが、
何度か言葉に出して、ニュアンスを覚えましょう!
couldを使ったフレーズ集
ここではcouldを使ったフレーズを10個ご紹介します。
フレーズを覚えたら、
単語を入れ替えて表現の幅を広げてみましょう。
言葉に出して覚えるのがオススメです!
・I’m glad I could be of help.
(お役に立てて良かった)
・Could you tell me the way to the station?
(駅までの行き方を教えてください)
・I could do it by 10 a.m. tomorrow.
(明日10時までだったら、できるかもしれない)
・I wish I could come with you.
(一緒に行けたらいいのになぁ)
・It couldn’t be better.
(最高だ)
・Could you pass it?
(それを取っていただけますか?)
・Could be.
(たぶんね)
・I could eat a horse.※慣用句
(腹が減った) 馬一頭食べられるだろう=腹が減ったという意味
・I couldn’t agree more.
(大賛成です)
・It could be true.
(本当かもしれない)
couldについてよくある疑問点
ここまではcouldの意味やフレーズ集を紹介してきました。
ここではcouldについて、よくある疑問点をまとめてみました。
しっかり学習していきましょう!
couldとwas able to の違い
2つの違いは大きく以下の通り
・could→1回かぎりでできたときには使えない
・was able to→1回でもできたときに使える
例文をみてみましょう。
I could play the piano when I was junior high school student.
→○過去一定期間ピアノを弾くことができていたため
(中学生のとき、ピアノを弾くことができました)
<例文>
I could beat him then.
→ × 彼に勝ったのはそのとき一回だけだから。
(そのとき彼に勝つことができた)
どちらも「~できた」という意味ですが、
1回かぎりでできたことなのか
どうかが使い分けるポイントになります!
could you~?とwould you~?の違い
・could you~?「能力・物理的に可能かどうか聞く」
・would you~?「能力・物理的に可能であるのを
前提に依頼を聞いてくれるかどうか聞く」
といった違いがあります。
それではさっそく、例文をみてみましょう!
could you make it cheaper?
→もっと値段を安くすることが
可能かどうか聞いているため、couldをつかう。
(もっと安くできますか?)
<例文>
would you open the door?
→ドアを開けられることを前提に、
ドアを開けてほしいという依頼をしているためwouldをつかう。
(ドアを開けてくれませんか?)
could you~?かwould you~?かの使い分けは、
最初は難しいかもしれませんが、
とても重要なニュアンスの違いなので、
しっかり覚えましょう。
couldとmightの違いは?
同じ「~だろう」という意味ですが、
migthのほうがcouldより確信度が弱くなります。
couldはあるていどの根拠に基づいた「~だろう」です。
例文を見てみましょう。
He could wait for her (because he like her).
(彼は彼女を待つだろう)
彼女のことが好きだからという
根拠に基づいているので、
couldを使えますね。
一方
He migth fix bicycle himself.
(彼は自力で自電車を修理するだろう)
彼が修理できるか分からないけど、まぁ修理するでしょ。
みたいなニュアンスですね。
ビジネスでは根拠をある程
度示されるcouldを使うケースが多いようです。
まとめ
この記事で紹介したように、
中学で習うcouldの意味「~できた」以
外にも沢山の意味があります。
たくさんありすぎて覚えるのが大変ですよね・・・。
ここで改めて意味をまとめてみます。
・canの過去形「~できた」
・仮定「もし~なら○○できるのに」
・後悔「~できたのに(しなかった)」
・願望「I could use~」:~があれば嬉しいです
「I wish I could~」:~できたらなぁ
・可能性・推量「~していただけませんか?」
・couldの否定形「たぶん~だろう」「~かもしれない」
またwouldやmayなど同じような
意味合いの助動詞もあって最初は
ごちゃごちゃになってしまうかもしれませんが、
しっかり整理して覚えていきましょう!
この記事を読んでcouldの使い方を
理解していただくとともに、
もしまたよく分からなくなってしまったら
読み返していただければ幸いです。
効率的に学び、30日で英語をスラスラ話す勉強法とは?
PR.いまだけ1500円の電子書籍を無料で読むことができます。
電子書籍を読んだ人からは、
- 「スピーキングやリーディングが飛躍的にやり易くなりました!」
- 「ネイティブの英語感覚を知って、何度も目から鱗が落ちました!」
- 「英語を英語のまま感覚的に理解出来るようになりました!」
- 「今まで上がらなかったTOEICスコアが一気に100点UPしました!」
- 「英語の捉え方が180度変わり、以前よりも遥かに英語が身近に感じるようになりました!」
などの嬉しい感想をたくさんいただいてます。
だから「もう私にはムリなのか…?」
と英語に悩み、自信がなくても
正しく勉強すれば外国人と自然な会話ができます。
どんなレベルから始めても正しく勉強すれば
誰だって英語に自信がもてる、と確信してます。
そして現在、
日本人の英語力を底上げしたいという想いから
3000人以上に英語を指導したのちに、
「英語勉強法」の電子書籍を執筆しました。
英語スキルで活躍する人を増やすため
1500円のAmazon書籍「英文工学」が
無料で読めるキャンペーン中です。
しっかりと読んでくれる人に届くように
書籍はメルマガ1通目にてお渡ししますね。
2021年1月現在で、4250人購読してるメルマガ
▼ メルマガで学べる内容 ▼
- ビジネス英語を正しく理解して、スムーズに仕事をする方法
- TOEICスコア400点から2ヶ月で830点になった効率的な学習法
- なんとなくではなく論理的に英語を身に付ける論理的思考力
- 3分のスキマ時間にできる5つの練習法
- ネイティブ相手でも緊張せずに話せるコミュニケーション力
- 丸暗記せずに覚える記憶術
・・・などなど
(システムの都合上、あと10人増えると締め切る可能性があります)
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が面白い!と思われたならシェアして頂けると嬉しいです。
コメントを残す