英語を話すときの思考と日本語を話すときの思考の違いについて

英語を話すとき、どんな心構えで話していますか?

日本語を話すときと同じでしょうか?

声のトーンが知らず知らずのうちに変わっていたり、
などありませんか?

多くの場合は、日本語で言いたい、伝えたい、と
思うことを英語にしていると思います。

ところが、実際は日本語と英語では
文法的な違いもあれば音としての違いもありますので、
意識的に、または無意識にその変換を頭の中で行って、
口から英語を発生しています。

 

英語で話すときと、日本語で話すときの
思考の違いにつながる要素はいくつかあります。

英語と日本語のわかりやすい違いのうちの
次の4点についてみていきましょう。

  • トーン
  • 動詞の使い方
  • 発声
  • そもそもの理想像

 

〜英語でのトーンの日本語との違い〜

最初に、1のトーンについてです。

英語は、日本語に比べて日常会話では曖昧な表現の少ない、
意味のよりはっきりしている言語です。

その英語を話すときはまず、
心構えとしてはっきり物を伝えているのでは無いでしょうか。

 

「私は今日、天気が悪くなってきたので出かけるのを止めました。」

 

という文章では、
最後の「止めました」まで聞かないと、結論がわかりません。

英語だと、

「I decided not to go out because the weather was getting gloomy.」

 

のように、「出かけるのを止めた」と最初に伝えます。

キッパリと言うトーンになります。

少し、本題からそれますが、
私は、15歳になる少し前、家族の転勤で米国に行くことになりました。

その時に、父から聞かれました。

 

「アメリカに行ったら、言いたいことを
はっきり主張しないとやっていけない。
そんな環境だから、中3で連れて行くのは心配している。どうする?」

 

私は答えました。

 

「私だけ置いて行かれるのは嫌、絶対行く。」

 

小学生だった妹と違って、
勉強についていくのも難しいし、
はっきり言う文化に溶け込むのも難しいかもしれない、
と心配してくれたんだと思います。

確かに行ってみるとはっきり言えないことから色々と苦労がありました。

察して思いやる、という部分は日本にかないません。

英語力以上に、
はっきり言わないと通じない、ということにストレスがたまります。

幸いなことに、私の入った学校では
「スクールカウンセラー」という人がいて、
言葉の不自由な学生を助けてくれたので、時々相談しました。

例えば、英語のクラスは難しすぎてついていけないので、
E S L(English as a Second Language)という
外国人向けのクラスを増やしてもらう、などです。

個人の性格によっても困ってもじもじしてしまうか、
相談に行けるか、相手に言い返せるか、などが
あるのですが、多様性を受け入れてくれる文化では
あるのである程度主張することは求められますが、
私の学校では相談して助けてもらってなんとかなりました。

そしてそこで身につけたのは、
少ない英語力でもはっきり伝える方法
いじめられてもいじめ返せるぐらいのタフさ、
文化・慣習や目に見えないいろいろなもの、
「大人しく言いなりにならない」人に見える話し方です。

言いたいことを英語で言えるように
和英辞典で調べて書いておき、
学校で使うことを繰り返していくうちに
考え方も心構えも少しずつ身につけていきました。

海外滞在中には父からこんなことも言われました。

「アメリカでは、すぐに謝ってはいけないらしい。
日本だったら遠慮したり相手を思いやったり譲ったりするけれど、
そういうところは相手につけ込む隙を
与えるから注意しないといけない。」

 

多感な時期にそういう話を聞くと刺激になりました。

私の通っていたハイスクールではありませんが、
「昔、ある学校で消しゴムを落とした
日本人の男の子が拾おうとしたところ、後
ろの子が拾ってくれました、と思ったところ、
そのまま盗られたことがあるので、ちゃんと主張しないと。」
という話も聞きました。

子供同士がふざけていただけなのかもしれませんが、
自分の意見は常に持ち、主張できるようにする
ということが英語を使いこなすためには重要で、
かつ助けになります。

 

〜動詞の使い方〜

次に、2番目の、動詞の使い方についてです。

英語が少しできるようになってきたら、
単語の使い分け、特に動詞を使い分けて意味のニュアンスを伝える
ことを目標にしていくと良いです。

英語では、動詞は文章中の最初の方に出てくることもあり、
使い分け、意味づけがとても重要になります。

動詞の語彙で英語の習熟度までわかってしまう面もあります。

英語で表現の仕方を工夫するには、
語尾を曖昧にしてソフトに伝える、
という日本語的な要素は使いません。

たくさんの動詞を覚えて、使い分けることで
時には曖昧な意味、弱い意味を表現します。

一緒に頑張って覚えていきましょう。

 

〜動詞のニュアンスの比較の事例〜

例えば、linger とpersistという二つの動詞があります。

英和辞典を引いてみます。

linger: ぐずぐずする、居残る、だらだらと続く、長引く。

persist: 断固として貫く、固執する、尾を引く、根強く持続する。

これらの動詞は両方とも、「続く」ことを意味しますが、
lingerは弱く続く、persistは強く続く、という異なる意味を持ちます。

このように、動詞を様々なバリエーションで
知っていて使い分けることで、
そのニュアンスの違いを伝えることになります。

 

〜意味の違いを頭に定着させるには〜

単語を調べた時に、単に日本語の意味を見て
理解したつもりになって終わりにしてはもったいないです。

「用例」を確認して、できれば自分でも文章を作ってみましょう。

用例を読むとその単語の使い方は理解できるのですが、
定着させて、次の機会には自分の口から
その単語が出てくるようにするには、
英作文をやってみましょう。

「今でもしこりが残っている。」というような時は、

「Resentment still lingers.」

になります。

「幼いうちに形成されたものの考え方は一生続くようだ。」は

「The habits of mind formed in early years are likely to persist through life.」

と辞書にあります。

幼いうちに英語での考え方に触れた方が
有利だろうな、とは思いますが、
今からでも頭を使って戦略的に英語に取り組んでいきましょう。

このように、英語では動詞の違いで
ニュアンスの違いを表すことが多く、
その違いで教養の差も現れるとも言われています。

丁寧な日本語を使うと周りの人も気持ち良い思いをします。

そのように、丁寧な英語、
教養ある英語の単語を使えるといいですね。

 

〜日本語で知識として持っていない言葉や概念を身につけるには〜

日本語で意味を知らないこと、について
英語で出てきた場合は、
その物事を英語で覚えてしまいましょう。

一つ、例を挙げてみます。

Vigilant と言う単語が出てきて、わからなかったとします。

そこで調べてみると、形容詞で
「警戒する」と言う意味と記載されています。

その下には、vigilante と言う名詞が載っています。

こちらは、「自警団」と言う意味と記載されています。

自警団という言葉を知らないと、意味がわからず使いこなせません。

そこで、オックスフォード新英英辞書で調べてみました。

「a member of a self-appointed group of citizens
who undertake law enforcement in their community without
legal authority, typically because the legal agencies are
thought to be inadequate」

ここまで調べると、警察官では無いお父さんたちが
自発的に地域を守るために巡回するようなグループだな、
とわかりました。

英語を学び始めて大分立っても、
わからない単語を調べるのは電子辞書の英和辞典が
中心では無いでしょうか。

でもニュアンスや使い方を知って、
使いこなしたい、自分で文章を作ってみたい、
と思うのであれば、たくさんの例題が載っている紙の辞書や、
英英辞書を早めの段階で使うことに慣れておくと良いと思います。

 

〜英語の発声〜

英語の発音って難しいですよね。

正しい発音をどのように学ぶかというと、
ヒアリングの教材・映画などからだと思います。

それらの教材を真似して覚えてきています。

私は、小学校6年生の時に、
基礎英語というラジオ講座を聞き始めました。

そのときの講座のネーティブスピーカー達の発音を
一生懸命勉強しました。

英語でネーティブに近づいた発音をしようとすると、
どうしても日本語よりはっきり話す、強い口調になるようです。

私は、初めて社会人になった時に、
外人と日本人が半々のようなセクションに配属になりました。

最初は仕事につくこと自体が初めてなのでとても緊張します。

特に、電話のやりとりが緊張してしまい、
蚊の鳴くような声で普段より高い声で話していました。

すると、ピーターという外国人に言われました。

 

「どうして日本語だとそんなに小さい女の子みたいな
話し方をするの?
英語で話しているときの方が成熟した感じに聞こえる。」

 

ショックを受けました。

確かに、当時、日本人の女性で総合職やいわゆる
「キャリアウーマン」的な人がその職場にいたか、
というと、一人しかいませんでした。

学生時代まで、大人の女性で働いている人で
接点があったのは、店員さんや、先生、病院の看護師さん、
など、昔からの女性の仕事、タイプの方々でした。

入社した中小企業のオフィスで働いていた女性は、
彼女以外は一般職でアシスタント業務を行っている人たちでした。

高い声で可愛らしく電話口で話す、
というのを自然にみていると何となく真似てしまったらしく、
外国人には奇異に映るようでした。

緊張して電話対応しているのを、
「小さい女の子みたい」と言われたことで気をつけるようになりました。

話している中身は英語よりも(多分)
しっかりした内容にもかかわらず、未熟なイメージになってしまいます。

ではこのとき、英語ではどうして
「小さい女の子みたい」な話し方をしなかったのでしょうか。

それは、英語で話す大人の女性にそういうタイプの方がいなかったので、
覚え方として、自分が聞いたことある話し方、
みたことのある話し方、同じデスクにいるJudy、を
無意識のうちに参考にして英語を話していたからです。

それ以来、私は日本語を話す時に、
気をつけて落ち着いた声で話すようにしました。

英語らしい発声の方法で話しましょう。

 

〜求めている理想は〜

最後に、英語が話せる自分になる、
求める理想について考えてみましょう。

あなたはどんなシチュエーションで
英語を話す必要があるのでしょうか。

誰に対して、どのように、どんな内容を話すのでしょうか。

目標は定まっていますか。

なりたい自分、英語が使えるようになってやりたいこと、
をイメージしましょう。

例えば、外資系企業で秘書になるための英語の身につけ方、と、
M&Aで社員のうち半分が外国人という
環境になったときの英語の身につけ方、
必要とされるものは違ってきます。

私の場合は、まず、新入社員で入った会社では
金融市場の取引を行うセクションだったので、
英語で日付と売り買いのどちらか、と価格、を
英語で素早く言う、ということが求められていました。

その後、何度か転職しましたが、
職場職場で求められる英語も異なっていました。

昨年転職した会社では、再度英語が必要になりました。

期待された役割は、海外の上級マネジメント層に
読んでいただくレポートを英語で作成する、
もしくは若手の書いた文章をレビューする、ということを
話すという場面では、
チームでまとめた成果の報告会で説明する、
説明をファシリテートする、というのが主体の役割でした。

英語を書く必要のある仕事なので、
一番喫緊性の高いと思った和文英訳のクラスを申し込みました。

目指すべきところは、外国人の上司を交えたミーティングや
コールと言われる電話会議でそれなりの立場としての
リーダーシップを発揮して作成した英語のレポートを説明する、
という立場にふさわしい英語の思考力・説得力
英文作成力を身につける、ところです。

外資系組織で管理職として求められる英語になるので
ハードルが高めなものを求められているかもしれません。

日本の会社の会議などでは、説明者が説明をする。

管理者はあまり話さないか、最後にちょっとだけというケースが
圧倒的だと思います。

求められる役割が、随分と違います。

同じ外資系の会社でもスタッフの一員として
求められる英語だとしたら、直してもらえる人が
いる前提での英語で書く力、説明を補足してもらえるけれども
ある程度は自分で説明できる英語のスピーキング力、になります。

理想として求められるものが違うので、
それに合わせた英語対応が必要
という例でした。

 

〜まとめ〜

このように、英語を話す時の思考と日本語を話す時の思考の違い、
その対応方法について4つの要素をみてきました。

1つ目は、文章のトーンでした。

2つ目は、動詞を使い分けてニュアンスを伝えましょうという話でした。

3つ目は発声でした。

その役割に応じた発声で相手に安心感を与えましょう。

最後に理想像です。

求められている役割に合わせるにはどうしたら良いかについて、
自分自身がどのように見せたいか、目的に合うように
楽しく勉強を継続していけるようにすることが、
上達への近道になると思います。

英語の勉強は継続が必要です。

一歩ずつでも頑張って続けましょう。

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