【後悔しない】30年の社会人生活で確信した英語の必要性とは?

【監修】
英語講師ベル


塾講師を経て、書籍「英文工学」を執筆し、amazonランキング1位を獲得。英語を効率的に学習する「メルマガ」は5000人に購読され様々なメディアで取り上げられる。英語セミナーは累計1,000人が受講する人気講座となっている。
さらに近年では、英語学習アプリ「Pelican」を共同制作しアプリ部門で最優秀賞を獲得した。

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学生時代、英語の勉強、
ずいぶんとやってきましたよね。

中学生から、高校3年まで6年〜8年、
大学に進学してから教養課程で2年、
かなりの年数を費やしてきましたと思います。

 

では一生懸命やってきた英語は、
社会人になったらいつ使うのでしょうか。

どういう時に英語が使えると便利なのでしょうか。

 

私自身は高校生のとき2年ちょっとアメリカで過ごし、
社会人になってからは
英語を使う会社で働きました。

そして社会人生活を送り始めて英語の必要性を3回も強く感じたのです。

 

今回は、そんな実務で英語を使っていた私が
なぜ社会人が英語を勉強する必要性があるのか、について紹介します。

社会人になった時の必要性

外国人の同僚に囲まれる

初めての職場では同僚の半数が外国人でした。

こうなると、
仕事の必要性と職場の同僚との
コミュニケーションに英語が必要です。

 

その会社では
「外国為替ブローカー」
という職種に携わりました。

為替取引をすべて英語で、
数字や、日付、取引のタイプ、売り買いを
決まった順序で言う必要がありました。

間違えると大きな損失になってしまうので
緊張マックスですごくスピーディーに
英語を話しながら行う仕事でした。

 

最初は毎日、ドキドキの連続です。

仕事を正確に行うためのヒアリング力が
とっても大切だと身にしみました。

仕事だけだけでなく、
外国人の同僚がデスクの半数を占めていたので
日常的なコミュニケーションにも必要だったのです。

仕事を覚えるために英語が必要

当時の私が配属されたのは、
通貨オプション課というところでした。

 

その部署につくと
初めて聞く単語がたくさんありました。

デリバティブとはなんだろう?

本を買って勉強しよう、
と思っても日本語の本はありませんでした。

 

同じデスクのジュディが貸してくれた
Currency Optionsという本を
毎晩一生懸命読みました。

よくわからないなりに、
売る権利と買う権利があって、
それを売り買いする。

どういう時にどういう戦略をとると
得する、損する、
などの基本知識を英語で学ぶという
大変ながらも充実した日々を過ごしていました。

 

チームメートとのコミュニケーションも
まあまあなんとか取れて、仕事にも慣れ、
仕事の用語も大分わかってきました。

 

そして仕事に慣れ始めたころ転職を考え始めました。

転職エージェントに登録した時の必要性

転職するためには英語力が必要

 

最初の仕事を始めてから2年後、
仕事を辞めました。

 

そのキッカケが大学2年の時に取っていた授業です。

その授業は「米国ビジネス論」という科目で、
先生に

「日本もこれからは転職が当たり前の世の中になるから
最初の仕事は2年か3年で辞めて自分を成長させないと」

と言われたことが
ずっと頭に残っていました。

 

30年以上前にそんなことを
教わっていたのですが、
いま思えば適切なアドバイスでした。

その教えに従い2年で退職しました。

 

転職エージェントに
登録した頃の私の
TOEICスコアは795点です。

当時周りにも英語がすごくできる人がいたわけでもなく
自分では、英語が苦手とはあまり思っていませんでした。

高校のときに2年間アメリカに居たので、
根拠のない自信があったのです。

そうは言っても、2年ちょっとしか
英語環境にいなかったので
実際は井の中の蛙でしかありませんでした。

 

緩い環境にいた自分を認識する

 

転職エージェントに登録に行って、
職務経歴や資格、スコアなどを
書いていた時です。

現実を突きつけてくれた
転職コンサルタントの言葉は、

「帰国子女でTOEIC800点行かないなんて
ありえない
、もっと勉強しなさい。」

 

40代ぐらいの
バリバリの女性コンサルタント・・・。

衝撃を受けました。

 

これまでの環境が緩く、
それほど英語学習の必要性を感じずに過ごしてしまっていましたが、
英語をもっと上達させないと、
転職もできなくなってしまうかもしれない。

現実をたたきつけられて
そんな危機感に襲われました。

そしてなにより自分のキャリアの可能性を広げたい
より有利な条件でのステップアップするために
英語
を勉強しよう、と改めて思いました。

そこから、英語学校通いも始めました。

 

四谷にある学校にまず通うことにして、
最初はスピーチの練習をするような、
ビジネス英語のクラスを受けました。

クラスに行ってみると社会人で
勉強している人が多く、
すぐにはまってしまいました。

励まし合うことのできる環境は、
本を読んで勉強することと
違ってとにかく楽しいです。

 

宿題も出るし、大変ではありますが、
一流の先生からの刺激、
教室で勉強する面白さ、楽しさを
改めて感じて、
半年後に「通訳基礎コース」に入りました。

当時TOEICスコアが
800点行かなかった私でも入れるクラスではありましたが、
手法としては通訳勉強になります。

 

そこでは、週に2回授業がありました。

6時半から9時ぐらいまでで
ふたコマ勉強します。

逐次通訳、
同時通訳、
翻訳、
シャドーイング、
いろんな勉強法で学習していきました。

 

そこのクラスで
いまも忘れられない
スパルタ授業がありました。

 

初めての「同時通訳」のクラスの日、
ラボという部屋に集合します。

そこはヘッドホンをつけて、
耳で聞いた英語をとにかく
ベラベラ日本語にしていく、
ということが求められるクラスです。

皆それぞれがベラベラと訳していくので
ヘッドホンで聞こえてくる音声に集中します。

同時通訳のクラスではあるものの、
基礎コースの生徒たちはみんな、
初めて通訳体験をする人たちです。

ドギマギしている生徒たちに先生は言います。

 

「みなさん、通訳というのは、
単語を調べる時間はありません、

全ての単語を知っていてプロとして
どのような表現をしようか、という仕事です。
知らない単語があるとできません。」

 

先生のお言葉です。

衝撃でしたが、ごもっともです。

電子辞書も一般的ではない時代でした。

 

通訳基礎コースは半年間、
その間は様々なクラスを受けながら勉強しました。

またある日は逐次通訳のクラスでのこと、
逐次通訳はノートをとって
順々に訳していくのですが、
早く区切ってもらわないと覚えきれません。

ノートも取りきれません。

 

こちらはごまかしが効かないクラスでした。

日本語訳もさらに
スムーズなものが求められます。

 

いったんスピーカーが黙っている間に
通訳者の声で綺麗な
日本語に訳されなければならないですから。

そんなこんなで勉強して、
TOEICに再チャレンジしたところ、
850を超える点数を取ることができました。

転職コンサルタントに
叱られた基準である800を
超えることができたので
自分では少し安心しました。

 

結構長期間勉強しても劇的に上がらない、
という実感もあったのですが、
この時に英語の勉強法を教わったことは非常に役立ちました。

英語の勉強法はこちらから

 

留学するためには英語力が必要

当時は、海外のM&Aを社費で取りに行く
ということが流行っていた時代だったので、
私も留学にも興味を持っていました。

 

でも私の場合は
社費で海外に行けるような会社でも無いので
自費で行かれないか、
とりあえず予備校を探して勉強を始めました。

留学にはもちろん英語力が必須です。

事前に英語力を図る試験である
TOEFLや英語と数学の学力を図る試験である
GMATを受けなければなりません。

 

GMATはいくつか教科が
分かれていましたが、
英語は文法も読解も苦手でした。

 

ほかの人よりも有利になるために

実際には、この半年後ぐらいに、
デリバティブの理論を理解したいと思って
日本で理系の大学に編入し、
留学することは諦めてしまいましたが、

最終的なTOEFLスコアは
107と僅かに100を超えるところまで
行くことができました。

 

転職するときに少しでも有利になるために、
この時期が一番英語を勉強した時期でした。

 

50代になって転職した会社での必要性

英語での仕事環境へ再びチャレンジ

昨年、勤務していた会社を辞めて
別の外資系の会社に転職することになりました。

グローバル企業で、
外国人のチームメートも多い職場です。

レポートは英語で作成しなければならない職場でしたが、
これまでの経験から私にとっては低いハードルに思えました。

 

もちろん、長い間英語を仕事で使っていなかったために
英語力強化が必要で厳しい環境になることはわかっていましたが、
最後のチャンスと意気込んで
週末には英語学校への通学も始めました。

 

まず、久しぶりの英語のメール、
それが1日に何十通も飛び交います。

仕事のメールに、
最初のシステムセットアップのメール。

社内イントラや各種の説明書も英語です。

 

英語のインストラクションを
読んでもうまくセットアップできず、
かなり自分で苦しんだ後、
ヘルプデスクに電話をすること十数回。

日本のヘルプデスクで
対応してくれないうちの
部署独特の英語のヘルプデスクで
どこかの訛りのある担当者との英語を話す。

 

システムも何が何だかわからないし、
訛りのある英語もわからない、
イントネーションが難しくて聞き取れない、
などの本当に苦しい思いをしていたところ、
若手の中国人の女性が助けてくれました。

当時私は管理職で入っているので
ちょっと決まりが悪かったですが仕方がありません。

本当に藁をもすがる思いで助けてもらい、
ようやく仕事にも慣れるようになりました。

 

英語が出来ないと解雇される

この職場で仕事をするには英語が必要です。

 

他のある日、チームメンバーと定例の
1:1ミーティングをしていたところ、
ショッキングな事実を知らされました。

 

「過去にはOさん(私の立場だった人)が辞めていかれた理由は、
”俺は英語が出来ないからダメだ”、
って言って退職されました。」

 

以前に私のポジションに
いらした方は英語力が低くて退職したのでした。

統合前の日本企業側にいらした方で、
人柄や人望の厚い方のようでした。

 

しかし外資系企業との統合によって環境がかわり
英語力がないと、業務に支障がでるようになったのです。

 

昇格するには英語力が必要

  • 評価ミーティングにて

ある日、
スタッフの評価を行うミーティングがあり、
私を含めて3名ぐらいが昇格を推薦したいと思う働きぶりの人、
Xさんがいました。

 

ところが担当役員からは

「ああ、Xさんね、
彼は英語を話そうとしないから難しい。」

「でもパフォーマンス的に
他の同じレベルの人たちに比べて高いですよね。」

「でも英語を話そうとしないで日本語で通そうとする、
グローバルのリーダーたちに誰が説明するのか。
昇進するためには英語が出来ないと。」

却下されてしまいました。

 

役員にそう言われると、
もう英語を頑張ってもらうしかありません。

昇格するには英語が必要でした

 

  • 外資系の昇格の決め手は英語

昔同じ職場だった人とご飯を食べていた時に、
英語の話になりました。

その人の会社は日系なのですが、
別の外資系企業から転職してきた人がいます。

 

「Aさんっていう人が来たんだけれど、
英語ができないから上に行けなくて
外資ではなく、うちのような日系に来たって言っていたんだ。

でも、難しそうな英語の記事とか読んで勉強しているし、
普通に英語できるように見えるんだよね。

Aさんが前に働いていた
会社の知り合いに、
「彼は英語できるよね?」
って聞いたら、
そういうレベルじゃ無いらしいね。

英語で説得できないといけないらしい。

それほどなレベルは
普通の勉強したぐらいじゃ出来ないよ。

うちに来てくれて助かっているけれど、
以前の職場では
英語で説得できないと昇進できないから転職した、
って言っている。」

 

やっぱり外資系企業では
昇格するためには英語が絶対に必要な
のです。

 

グローバルな外資系企業で求められる英語のレベルは高いです。

例えばある会社では
社内基準ではAPTIS B2、
TOEIC780と言われています。

実際にはスコアは取れていたとしても、
さらに高いレベルの英語力を持っていないと
到底太刀打ちできないような
海外のシニアマネジメントと
議論できるレベルが求められています。

 

テストでは点数を取れたとしても、
「議論できる」というのは
また異なるスキルも必要です。

 

これからの時代は、
英語ができて、外国人を説得することが自由自在にできて
初めて昇格のステージにノミネートされる、
そんな時代がもうきていると実感しました。

 

「英語ができる人を昇格させる」

この流れは逆に向かうことは多分無いでしょう。

むしろ、もっと多くの企業が
グローバル化を進めていくと思います。

たとえ外資系の会社ではなく
日系企業で働いていたとしても
英語でコミュニケーションをとる、
ということはすでに社会人としてごく当たり前になる時代なのかなと思います。

 

まとめ

このように私は社会人になってから
3回も英語の必要性を感じる出来事がありました。

仕事するときに必要、
留学や転職するときに必要
そして最後は昇格時に必要

その3回です。

 

今は、英語は「やっていて損はない」、
というレベルではなく、
もうすでに常識的に身につけなければならない時代になってます。

日本にワードやエクセルが入ってきたときと一緒です。

 

今から社会人になる人たち、
学校で勉強している人たちの中には
英語にまだ必要性を感していないかもしれません。

でも英語を身に着けることで
あなたの可能性が何倍にも膨らむとしたら
今年に始めて半年後、1年後には
別のチャンスが広がる可能性が高まりますよね。

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