目次
こんにちは、サユリです。
現在私は、大学を卒業してからアメリカに移住して1年半ほど経ち、日本語よりもむしろ英語のほうが日常的に話すようになりました。
今から5年ほど前のことです。大学の必修の英語の授業で、自己紹介することがあったのですが、その時自信満々で
- “My hobby is listening to music!” 「趣味は音楽を聴くことです。」
って言ったら、先生が苦笑しながら、
- “Everyone can do that though…”「それって誰でもできるけどね。」
って言ったんですよね。さて、どうしてでしょう?
“My hobby is listening to music.” という構文。
文法的には合っていますし、英語の教科書にも書いてあります。
しかしこの文、実はネイティブの人が聞くとちょっとおかしく聞こえてしまうのです。
私も大学の先生に指摘されるこのときまでずっと気づかず使っていました。
しかしアメリカで暮らすようになり、英語のニュアンスがよくわかる今となっては、自信満々でこの文を言っていた頃がちょっと恥ずかしく思ってしまいます。
では何がおかしいのでしょうか?次の項で詳しくお話ししましょう。
Hobby=「趣味」ととらえてしまう落とし穴

“My hobby is listening to music.”のおかしな点は、この “hobby”の使い方にあります。
“Hobby”は、日本語では「趣味」と訳せます。
しかし、英語の “hobby”は日本語の「趣味」よりもかなり狭い範囲の意味をあらわし、ある程度の技術や知識が必要な活動や、詳細で特定の活動を指します。
たとえば、バスケットボールやサッカーなどの、ある特定のスポーツや、楽器演奏などの技術が必要なもの、また、ガーデニング、写真、絵画、切手収集など、何か極めてやるような活動です。
日本人がよく自己紹介の場で言う、音楽を聴くこと、読書、散歩、旅行、映画鑑賞、ジョギング、カラオケなどの誰でも気軽にできる軽い気晴らしとしての趣味は、 “hobby”というのにはちょっと無理があるということです。
こちらの動画でもhobbyを使った例文は1つも有りませんでした。
実際のネイティブのリスニングが聞きたい方はぜひこのチャンネルを参考にして、日々の英語学習に役立ててみてください。数あるYoutubeチャンネルの中でも非常に有益だと思います。
で、つまり、私の大学の先生が、首をかしげて “Everyone can do that though…”「それって誰でもできるけどね。」って指摘したのは、音楽を聴く、という誰でもできるようなことをhobbyと言って紹介したこと違和感を覚えたからなのでしょう。
どうすれば英語で趣味を紹介できるか?

では、「趣味は音楽を聴くことです。」はいったいどう言えばいいのでしょうか?下に4つの例文を上げます。
- I love listening to music. 「音楽を聴くのが大好きです。」
- I enjoy listening to music. 「音楽を聴くのを楽しみます。」
- In my free time, I like listening to music. 「暇なときには音楽を聴くのが好きです。」
- On the weekends, I like listening to music. 「週末には音楽を聴くのが好きです。」
こういった感じで、軽い活動の趣味は、 “like” “ love” “enjoy”といった単語を使って表現できます。
また、文の前に “In my free time,”「暇なときには、」や “On the weekends,”「週末には、」といった文を加えても、気軽にできる趣味のニュアンスをより深めて伝えることができます。
英語で趣味を聞く質問文

では逆に、こちらが趣味を聞く側だったら、どのように質問すればよいでしょうか。下に3つの例文を上げます。
- “How do you spend your free time?”「暇なときはどのようにして過ごしますか?」
- “What do you like to do in your free time?”「暇なとき何をするのが好きですか?」
- “What do you like to do on the weekends?” 「週末は何をするのが好きですか?」
気軽な趣味を聞く場合は、上記のように、 “free time”「暇なとき」や “weekends” 「週末」など、仕事や勉強以外の時間をどのように過ごすのか、という意味合いの文で聞くことができます。
また、英語の “hobby”にあたる専門性のある趣味を聞きたい時は、
- “Do you have any hobbies?”「何か趣味はありますか?」
という風に聞くことができます。
いろいろな趣味を英語で言ってみよう!

下記に、自己紹介でよくある趣味とその英語での言い方をいくつかまとめてみたので、上記で上げた “I like/love/enjoy…”の後に当てはめて応用してみましょう!
- 読書:reading
- 散歩:walking
- 映画鑑賞:watching movies
- カラオケ:singing karaoke
- 旅行:traveling
- ゲーム:playing a game
- ジョギング:jogging
- 絵を描く:drawing
- 料理:cooking
- ピアノ:playing piano
- サッカー:playing soccer
- 釣り:fishing
後半のいくつかは、割と特定の技術が必要な活動なので、 “My hobby is…”に続けて紹介しても良いでしょう。
まとめ:趣味を英語で紹介するならHobbyは注意!

- “Hobby” の意味に注意!
- 気軽な趣味には “I like/love/enjoy…”や “free time/weekends”が使える!
趣味って、自己紹介で言うとそのあと人との会話の話題にもなるし、同じ趣味を持った人が声をかけてくれたりして、友達をつくるきっかけにもなりますよね。
私もアメリカ留学していたころ、話題に困ったときは趣味の話をよくしていました。
そうしていくうちに、英語がそこまでうまく話せなくても、共通の趣味を持った友達がどんどんできるようになりました。
さらに、共通の趣味を持つ、気の合う友達とは、英語が話しやすくて会話も自然と長く続くので、結果的に英語力を上げることにもつながりました!
ぜひ今回紹介した例文を勉強して、趣味の紹介、英語の上達に役立ててくださいね。
私が国際結婚したことで分かった日本の生活とアメリカでの生活の違いについて具体的に紹介しています。
良ければこちらも参考にして下さい!
効率的に学び、30日で英語をスラスラ話す勉強法とは?
告知なのですが、いまだけ1500円の電子書籍を無料で読むことができます。

電子書籍を読んだ人からは、
- 「スピーキングやリーディングが飛躍的にやり易くなりました!」
- 「ネイティブの英語感覚を知って、何度も目から鱗が落ちました!」
- 「英語を英語のまま感覚的に理解出来るようになりました!」
- 「今まで上がらなかったTOEICスコアが一気に100点UPしました!」
- 「英語の捉え方が180度変わり、以前よりも遥かに英語が身近に感じるようになりました!」
などの嬉しい感想をたくさんいただいてます。
だから「もう私にはムリなのか…?」
と英語に悩み、自信がなくても
正しく勉強すれば外国人と自然な会話ができます。
どんなレベルから始めても正しく勉強すれば
誰だって英語に自信がもてる、と確信してます。
そして現在、
日本人の英語力を底上げしたいという想いから
カナダで英語を指導法の専門資格を取った後に、
「英語勉強法」の電子書籍を執筆しました。
英語スキルで活躍する人を増やすため
1500円のAmazon書籍「英文工学」が
無料で読めるキャンペーン中です。
しっかりと読んでくれる人に届くように
書籍はメルマガ1通目にてお渡ししますね。
2023年3月現在で、5250人購読してるメルマガ
▼ メルマガで学べる内容 ▼
- ビジネス英語を正しく理解して、スムーズに仕事をする方法
- TOEICスコア400点から2ヶ月で830点になった効率的な学習法
- なんとなくではなく論理的に英語を身に付ける論理的思考力
- 3分のスキマ時間にできる5つの練習法
- ネイティブ相手でも緊張せずに話せるコミュニケーション力
- 丸暗記せずに覚える記憶術
・・・などなど
(システムの都合上、あと10人増えると締め切る可能性があります)


最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が面白い!と思われたならシェアして頂けると嬉しいです。

コメントを残す